洋食器の魅力(2)

01.01.11 / 通販 / Author: admin / Comments: (0)

 この世はすべて風の如く、水の如くに。
 風水のシステムは、古代中国の陰陽五行説をお手本にしており、その哲理は、天地の間に流れる木・火・土・金・水の循環。
「これは元気の素なのよ。木から火を、火から土を、土から金を、金から水を、そして水から木が生じるわけ。この原理がつまり相性(そうしょう)となるわけ。その反対が相克(そうこく)ね。男女の相性はもちろん、そう食事にも相性があるの」
 東京・成城のお屋敷街で茶懐石料理教室「一宮庵」を主宰する齋藤宗厚さんが、ほのぼのとした柔らかい笑みを刻みます。
「気の元が元気なのね。根性をつけたけりゃ、ゴボウなどの根菜類。そう、旬の食材にはカミガミが宿っているのです。健康と幸せを一緒に手招きしましょう」

 かつて齋藤寅次郎監督のもとで名子役を演じていた彼女の話術、食術、生活術はまさに元気の素なのです。
「一器三様」、つまり洋の東西を自在に使いこなすのが齋藤宗厚さんの流儀なのです。今回はマイセンの代名詞でありますブルーオニオンの「リーフディッシュ」に「鯛の湯引き平造り」を盛り付けていただきました。

 料理の仲良しアイテムは、やはり器です。毎日頂く食事は、身体を作ることと同時に心を養う事を忘れてはなりません。器には、種々な形、国の特徴があって、目で楽しむ事も出来るのです。今回はマイセンの器を使い、料理を盛りました。
 しかもそのうえ、色にも意味を持たせて、白地に青を生かした器を使います。
 環境地理を基本とする風水では東西南北の方位にそれぞれの「気」があると考えます。この色を「気」に置き換えてみるのです。白は、風水では、「愛情」を意味します。方位としては北です。北は雪に閉ざされた「白」の世界です。ものみな身を寄せ合って寒さをしのぎますから、親愛の情が深まります。人間関係の気にかかわるたいせつな色です。そんな盛り手の器の色遣いにも反映して、心に勇気が沸くわけです。

 洋食器は基本的に丸形で、模様のあるものが多い点が使いにくいのですが、白地にシンプルな絵付でしたら和食器にはない効果を生み出せます。洋食器は、滑らかな磁肌にほどよく「色気」がついて、よりいっそうエレガントを演出します。「見ること」「触れること」「食すること」で、実際に味わって頂きたいものです。

 はるか300年前、柿右衛門の絵付や造形に惚れ込んだマイセンの職人さんたちの心粋は、現在までみごとに継承されておりました。
 しばらくはマイセン礼讃がつづきそうです。

齋藤宗厚(さいとう そうこう)
京都生まれ。9歳の時、映画監督の齋藤寅次郎に見出され、映画出演のため上京。同時に齋藤寅次郎の妻、宗玉に茶の湯を学ぶ。19歳で結婚し、27歳の年に成城学園の自宅で茶懐石教室を開く。平成元年より夫とともに、神道の宮膳、茶懐石、風水食を供し、教える「一宮庵 宮膳 茶懐石 齋藤」を開業。全国二十数ヵ所にも一宮庵の教場をひろげ、近年はアメリカ、フランス、シンガポールでも風水食と茶懐石、茶道の料理講習やデモンストレーションを行い、絶賛を浴びる。現在、淡交社「なごみ」、「婦人画報」、「主婦の友」などの婦人誌上や講演会でも活躍中。著書に『おかず80選』(東京書籍)、『いただきます風水食』(リポロポート)、『「和」の工夫生活』(幻冬舎)がある。

MEISSEN(マイセン)

01.01.11 / 通販 / Author: admin / Comments: (0)

マーガレット
コーヒーカップ&ソーサー
¥84,000

歴代マーク
リキュールセット6人用
¥157,500

スキャタードブーケ
コーヒーカップ&ソーサー
¥168,000

モスローズブーケ
コーヒーカップ&ソーサー
¥105,000

スワン
ティーカップ&ソーサー
¥131,250

額装陶画
No.210 千夜一夜
¥367,500

マイセンマーク
ティーカップ&ソーサー
¥22,050

マイセンマーク
コーヒーカップ&ソーサー
¥22,050

マイセンクリスタル
ミッドサマーナイト
スタンド
¥241,500

OYAL DOULTON(ロイヤルドルトン)

01.01.11 / 通販 / Author: admin / Comments: (0)

センテニアルローズ
23ピース ティーセット
¥113,925

チャリノー
6ピース ティーセット
¥26,250

ディザイア
6ピース ティーセット
¥26,250

フィギャリン
ワルツ
¥105,000

フィギャリン
レディエミリー
¥78,750

マスカレード
アリア
¥241,500

マスカレード
ダンテ
¥241,500

マスカレード
アレグラ
¥241,500

マスカレード
カルロ
¥241,500

フィギュア ホース
デイブレイク
¥105,000

フィギュア ホース
ナイトフォール
¥105,000

バーズレム
オウル
¥241,500

バーズレム
ドラゴンクロック
¥262,500

ROYAL WORCESTER(ロイヤルウースター)

01.01.11 / 通販 / Author: admin / Comments: (0)

センテニアルローズ
23ピース ティーセット
¥113,925

チャリノー
6ピース ティーセット
¥26,250

ディザイア
6ピース ティーセット
¥26,250

フィギャリン
ワルツ
¥105,000

フィギャリン
レディエミリー
¥78,750

マスカレード
アリア
¥241,500

マスカレード
ダンテ
¥241,500

マスカレード
アレグラ
¥241,500

マスカレード
カルロ
¥241,500

フィギュア ホース
デイブレイク
¥105,000

フィギュア ホース
ナイトフォール
¥105,000

バーズレム
オウル
¥241,500

バーズレム
ドラゴンクロック
¥262,500

洋食器の魅力

01.01.11 / 通販 / Author: admin / Comments: (0)

世界を創造するデミウルゴスという古代ギリシャの神は、あらゆる素材をもって、まるでCGを描くように、地上にさまざまな造形物を与えた。
その時代、今でいうごく普通の職人たちをかのプラトンは、創造神と同じデミウルゴスといった。法隆寺の屋根瓦を焼いた陶工は、鹿島大明神に護られ、ヨーロッパの大工は、聖ルカによって護られたという。
『ものを造る』行為に神が憑く。だからこそ、神業、神の手という表現は、職人のみに与えられた至上の栄誉なのである。人類不変の倫理は、まず、『ものを造る』行為の上に成り立った、と僕は信じる。分厚いヨーロッパ文化と触れるとき、そこに流れる熱き息吹は、やはり中世のギルドに始まる芸道の鬼と化した職人たちではなかろうか。陶磁器の元になっている「土・水・火」への誓いと祈りは、古代人の普遍の信仰とともに、陶磁器の奥深い世界を創り上げていったのである。
では、イギリスの陶工たちはなにによって守護されているのだろう。イギリスの陶工の原点は、古色蒼然としたボトルキルンのレンガの襞に隠されていた。ストーク・オン・トレントにあるグラッド・ストーン陶磁博物館は、陶工たちの鍛えに鍛えられた手技、繊細だが剛質な精神、すさまじい命がけの熱い仕事が展示されていた。
ロクロを回す職人、塑像を担当する職人、さらに釉薬、乾燥絵付、焼成と仕事に打ち込む火のでるような彼らの姿は圧巻のひとことだ。非凡な純粋主義者である彼らの頭と手は、陶土のまえでは完璧に直結していた。あるいは彼らは手で考えるのかもしれない。
「この仕事をして三年、五年、一〇年、二〇年と投げだしたくなることもあったさ……。忍耐かな。でも気がついたら、もう四〇年も土と遊んでるよ」とさわやかに僕のレンズに笑みを投げかけた陶工。器の魔術師である彼らの守護神は、理知的で秩序と調和がとれた手と技のなかにひっそりと宿っているのではないか。
用と美を兼ね備えた器は、それを使う人にまず愛着心を抱かせなければいけない。そして、その器は使い易く、美しいことが生命であるが、僕は今、その生命の擒になっている。これは物と僕との会話であり、また物の肉体化でもあるのだ。ルノワールやピカソの名品に感動しても、それは「愛着」というものではない。
当然その「愛着」は、作者と作品の間にもあることだろう。スウェーデンで出会った陶工のスヴェンさんが作品を僕に見せてくれた時、鉢に向かって独り言を呟いた。
「曲がって悪いか」といった。
確かにその鉢は少し歪んだものであったが、後で広報の方に説明を聞いた。彼の引き出しにしまっているものは、誰かがケチをつけたものばかりらいしが、またスヴェンさんのお気に入りでもあったようだ。作品に対する思い入れが、そのケチに対する言葉となったのだろう。
淺岡敬史(あさおかけいし)
1950年函館に生まれる。日本写真家協会会員。学生時代から、中国、東南アジア、ヨーロッパのさまざまな職人たちを撮影・取材し、特に陶磁器職人の取材を精力的に行っている。『ヨーロッパ陶磁の旅』全6巻(中央公論新社)、『世界の洋食器デザイン集成』全3巻(講談社)など著書多数。
公式サイト:淺岡敬史・冩眞文庫

世界を創造するデミウルゴスという古代ギリシャの神は、あらゆる素材をもって、まるでCGを描くように、地上にさまざまな造形物を与えた。 その時代、今でいうごく普通の職人たちをかのプラトンは、創造神と同じデミウルゴスといった。法隆寺の屋根瓦を焼いた陶工は、鹿島大明神に護られ、ヨーロッパの大工は、聖ルカによって護られたという。『ものを造る』行為に神が憑く。だからこそ、神業、神の手という表現は、職人のみに与えられた至上の栄誉なのである。人類不変の倫理は、まず、『ものを造る』行為の上に成り立った、と僕は信じる。分厚いヨーロッパ文化と触れるとき、そこに流れる熱き息吹は、やはり中世のギルドに始まる芸道の鬼と化した職人たちではなかろうか。陶磁器の元になっている「土・水・火」への誓いと祈りは、古代人の普遍の信仰とともに、陶磁器の奥深い世界を創り上げていったのである。
では、イギリスの陶工たちはなにによって守護されているのだろう。イギリスの陶工の原点は、古色蒼然としたボトルキルンのレンガの襞に隠されていた。ストーク・オン・トレントにあるグラッド・ストーン陶磁博物館は、陶工たちの鍛えに鍛えられた手技、繊細だが剛質な精神、すさまじい命がけの熱い仕事が展示されていた。
ロクロを回す職人、塑像を担当する職人、さらに釉薬、乾燥絵付、焼成と仕事に打ち込む火のでるような彼らの姿は圧巻のひとことだ。非凡な純粋主義者である彼らの頭と手は、陶土のまえでは完璧に直結していた。あるいは彼らは手で考えるのかもしれない。
「この仕事をして三年、五年、一〇年、二〇年と投げだしたくなることもあったさ……。忍耐かな。でも気がついたら、もう四〇年も土と遊んでるよ」とさわやかに僕のレンズに笑みを投げかけた陶工。器の魔術師である彼らの守護神は、理知的で秩序と調和がとれた手と技のなかにひっそりと宿っているのではないか。
用と美を兼ね備えた器は、それを使う人にまず愛着心を抱かせなければいけない。そして、その器は使い易く、美しいことが生命であるが、僕は今、その生命の擒になっている。これは物と僕との会話であり、また物の肉体化でもあるのだ。ルノワールやピカソの名品に感動しても、それは「愛着」というものではない。
当然その「愛着」は、作者と作品の間にもあることだろう。スウェーデンで出会った陶工のスヴェンさんが作品を僕に見せてくれた時、鉢に向かって独り言を呟いた。「曲がって悪いか」といった。 確かにその鉢は少し歪んだものであったが、後で広報の方に説明を聞いた。彼の引き出しにしまっているものは、誰かがケチをつけたものばかりらいしが、またスヴェンさんのお気に入りでもあったようだ。作品に対する思い入れが、そのケチに対する言葉となったのだろう。

淺岡敬史(あさおかけいし)1950年函館に生まれる。日本写真家協会会員。学生時代から、中国、東南アジア、ヨーロッパのさまざまな職人たちを撮影・取材し、特に陶磁器職人の取材を精力的に行っている。『ヨーロッパ陶磁の旅』全6巻(中央公論新社)、『世界の洋食器デザイン集成』全3巻(講談社)など著書多数。公式サイト:淺岡敬史・冩眞文庫